ソラノイエ 農村滞在型の宿 岐阜県下呂市でファームステイ【farm stay】

岐阜県下呂市の農村滞在型の宿【ソラノイエ】でファームステイ【farm stay】

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TEL 0576-20-4093
〒509-2423 岐阜県下呂市蛇之尾1345

ソラノイエ便り

農村暮らしの近況報告

私の下呂移住物語vol.02 ~メルボルン編(後編)~

移住:2018年8月18日

前編はこちら

自転車を買って毎日海辺を走って学校に通い、運がよければイルカがみれることもあった。夜はみんなでアイスクリームを食べながら映画をみたり、サッカーを見に行ったり。こんな暮らしができるなんて信じられないなぁといつも思っていた。

(愛車)

だけど、そう思って暮らしていくにはお金がかかって、このままでは半年で資金ショートだな、と思うところまで来てしまった。何か仕事をせねば、と思って、日本食レストランでのアルバイトを2つ始めた。1つは韓国人っぽいオーナーのお店でちょっと胡散臭いかんじで、もう1つは、素敵でかっこいい日本人夫婦が経営する雰囲気も素敵なJapanese Cuisin(Wabi sabi Garden)だった。Wabi sabi で出会う日本人はワーホリの人や学生ビザで来ている人が多くて、皆いろんな経験をしながら働いていて、次に何をしようとか、どこに行くとか、おもしろいこととかたくさん情報交換しながら働き、私の半端な英語でもそれなりに接客できて、いつからか、ここで働くことが生活の中心になっていった。東京の会社を辞めるときに「お前はこれまでのキャリアを捨てて、どこかのレストランとかで年下に使われたり、アルバイトできるの?」とある人に言われて、その時は「できるかなぁ、できないかもなぁ」と思ってしまったけれど、実際、会社で勤めていた頃とはまるで違う意味で、自分でも意外なくらい楽しんで働いていた。したい暮らしを持続できるなら、キャリアとかプライドとか、そんなことはどうでもいいことだな、と思えた。

(家の前のビーチ、通勤の道)

もちろん、学ぶことも色々あった。
メルボルンを始め、海外では、ベジタリアン、ビーガン、グルテンフリーというのが当たり前のようにメニューにあって、お店側もとても気をつかっている。国籍が違うような感覚で、いろんな食べものの食べ方や選び方があるのだと知ったし、それぞれが尊重されているなぁと感じて、その中でも日本の刺身だったり豆腐だったり、醤油や味噌がなんかとてもスペシャルなもののように扱われているのがなんだか嬉しかった。
語学学校が終わるころから、オーガニックな食べ物や、環境にやさしい暮らしへの興味は大きくなり、何か育てたいなぁという思いから、近くのエコセンターに通い始めた。日本でいう市民農園のような感じだが、管理者がいて、持続可能な菜園作りの教室のような感じだった。毎週誰かが来て、植えたり、収穫したり、キッチンで何か作ったり、イベントをしたり、ゆるい感じだったけれど、タネから大きくなる野菜を観察することが面白くて、頻繁に通っていた。

(レストランのなかまたち)

(住宅街の中にあるエコセンター)

レストランで働き、友達と遊び、英語の映画を見て勉強して、エコセンターに通う、というのがルーティーンになっていき、普通に暮らすことを楽しみながら、こんな暮らし方がずっとできたらいいな〜なんてその時は思っていた。
でも慣れてくると、その次を探してしまうのが私の性格で、何かオーストラリアで得てから帰りたい、ただ楽しかったで終わってはだめだと思うようになった。以前、北海道で聞いたパーマカルチャーというものが、とても気になって、エコセンターでも聞いてみる。スタッフの人は、その概念を勉強して参考にしているということだったし、オーストラリアで環境を考えて活動する人にはとても浸透しているものだった。せっかくだから、本場で勉強してみよう、もっと知りたいと思い、意を決して、オーストラリアのブリスベンにあるジャンバンガーデンが主催するパーマカルチャーデザインコースに申し込みをした。
開催は1月の1ヶ月、住み込み。
もちろん授業は英語のみ。
お金もかかる。

ワーホリ半年目くらいのところで、そこに目標を定めて、
お金を貯めること(分割払いだったから)、
英語を勉強すること、
専門用語もわかるように予習すること
これをひたすらにやろう、そして学んで得たものを持って帰ろうと決めた。

メルボルン生活、日本とまったく違う世界で、会社も夕方にはみんな終わるのが普通、夕方からは暑くても寒くてもビールを外で飲む人たち、マーケットで魚を買ってバーベキュー、ビーチを散歩したり、パブで踊ったり。ホースショーに行ったり、サーフィンしたり。書きたいことは色々とあるけれど今回はここまで、次回は、メルボルンを出発し、ブリスベン近くにあるニンビンにパーマカルチャーを勉強しにいきま〜す。
ニンビンを知っている人は想像できるかと思いますが、また180度違った世界へ飛び込みます!お楽しみに〜〜〜!

(8ヶ月ほど暮らしたおうち)

大好きな街、メルボルン。また行きたいな。

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